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大阪市中央区北浜東2-12天満八軒家ビル3A 平田税理士事務所
2018-04-01

資金調達方法。

企業がお金を造る(資金を調達する)方法は、基本的には次の3つしかありません。
1つ目は、利益を産み出し利益(お金)を留保する方法です。
2つ目は、金融機関からお金を借りる方法です。
3つ目は、第三者増資によりお金を注入する方法です。

基本的には、この3つの方法しかありません。

そして、どの方法がよいのか。選択するためには。
それぞれの良いところと悪いところを理解してもらってから、最善の方法を選択していただいています。

1つ目の金融機関からお金を借りる方法の良いところは。

利益の留保は、ちりも積もれば・・・であり。その効果が出るまでに時間が必要である、創業時などは、積み立てられた資金も僅かです。しかし、金融機関からの借入は、一度にたくさんお金を借りることができ、一度に多額の資金調達が可能となります。
第三者増資は、増資をしてくれる人を探さなければなりませんし、その人がどこに居るのか、またたくさんの人がいるのかなどが不透明です。しかし、全国にたくさんの金融機関があるので探しやすく、資金調達が容易にできます。

1つ目の金融機関からお金を借りる方法の悪いところは。

利益の留保は、利息の支払の必要がないですが。金融機関からの借入は、必ず利息を支払わなければなりません。
第三者増資は、利益からの配当は必要ですが、利益が一定額に達しなければ配当をする必要がありません。しかし、金融機関からの借入は、利益が出ていなくても必ず利息を支払わなければなりません。

2つ目の利益を産み出して利益(お金)を留保する方法の良いところは。

金融機関からの借入は、必ず利息の支払いと元金を返済しなければなりません。しかし、利益の留保は、元金の返済もなく、また利息の支払いも必要ありません。
第三者増資は、株の所有割合が変わる増資であれば経営に関して第三者の意見を反映しなければならず経営の自由度がなくなります。しかし、利益の留保は、株の所有割合は変わらないので、経営の自由度も変わりません。

2つ目の利益を産み出して利益(お金)を留保する方法の悪いところは。

金融機関からの借入は、借入金のすべてを企業活動に使いことができますが。利益の留保は、利益に対して一定割合の税金を支払わなければなりませんので、利益のすべてが資金として使えません。
第三者増資は、一度に多額の資金を調達することが可能ですが、利益の留保は、長期に計画的に行わなければならないので、その効果がでるまでに時間が必要であったり計画通りにならなかったりと資金調達に確実性がありません。

3つ目の第三者増資によりお金を注入する方法の良いところは。

金融機関からの借入は、返済期限が定められており、返済期日には全額返済しなければなりません。しかし、第三者増資は、返済期限が定められておらず、会社が存続する限り資金を自由に使うことができます。
利益の留保は、税金を支払わなければならず、利益のすべてを企業活動に使うことができなかったりしますが。第三者増資は、すべての資金を企業活動に使うことができます。

3つ目の第三者増資によりお金を注入する方法の悪いところは。

金融機関からの借入は、国の政策により融資が受けやすくなったりしますが。第三者増資は、国の政策などにより増資を受けやすくはなりません。
利益の留保は、経営者の交代は伴いませんが。第三者増資は、増資をする人の考えによっては経営者が交代することもあります。

このように、それぞれの良いところ悪いところを書きましたが。
これらは、一般的なことであり中小企業特有の事情などは、まったく考慮されていません。

たとえば。誰かに増資をお願いしても。実際に増資に応じてくれる人は、ほとんどいませんので、増資は社長個人の預貯金を取り崩して増資するのが多いです。また、金融機関からの借入も。金融機関から借りる前に、まず社長個人の預貯金を取り崩し、その資金を会社に貸し付けることが多いです。
ほとんどの中小企業のお金を造る方法は、社長個人のお金を会社に注入し、資金を造ることほとんどです。

そこで問題となるのは。
社長の個人資金の基となる経費(給与にかかる税金)を考えなければいけない。という中小企業特有の問題が生じてくるのです。

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