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大阪市中央区北浜東2-12天満八軒家ビル3A 決算書を活用する平田税理士事務所
2018-08-21

大塚家具騒動を見ながら。

お家騒動で話題になった大塚家具に身売り話が出ている。

家具を安価で販売する会社が市場を席巻し、売上が減少し始めた大塚家具。
今までの会員制による販売を続けるのがよいのか。
会員制を取りやめて価格を抑えた販売がよいのか。
をめぐって対立していたが、2015年の株主総会で会員制を取りやめて低価格路線へと舵をとる新たな方法が採択された。と同時に今までの会員制による販売を否定した。

あれから数年も経っていないのに業績不振が止まらず、ついに身売り話まで出始めた。このお家騒動には、業績が悪化しその対処法として、新たな販売方法に変更したり、それでも売上低迷が続くので、元の販売方法に戻したり、と紆余曲折が続いていた。

うまくいかなかったの要因は、
この新たな方法は、反作用の思考によるものでないのかと思う。
(反作用とは、作用と反対の方向に働く力)

反作用の思考とは、簡単に言えば「今の方法が悪い。だからこの方法に変更する。」というものだ。今までの方法を否定し、その否定から考えられた方法が現在の状況改善につながる。という思考に基づくものだ。

この思考の問題点は、浅い思考に基づくということにある。

今までの方法を否定するので、現在まで継続できた要因を「認める」という考えができず、新たな方法を考えるとき、この現状の良い点を見逃して新たな方法を考えてしまう可能性が高くなることや。
単に「右に行くのを左へ行く」という考えだけであり繰り返し考えていないので、新たな方法がうまくいかなかったとき、その対処法が不備であったり、もしくは対処法が無かったりすることなどである。
このような理由で、反作用の思考で考えられた方法はほとんど成功しない。

このお家騒動は、大塚家具のような上場企業では珍しいことだと思うが、中小零細企業では日常茶飯事なことである。
大塚家具と同じように、新たな経営者が、今までを否定する反作用の思考で事業を遂行し、業績を悪化させ、倒産の危機に直面していく。という状況の会社をよく見かけたりする。

この反作用の思考の危険性は、会社の登記簿謄本に記載されている。
そう代表取締役の解任という表記だ。

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