新会社の通帳が作れない?

新たに会社を設立したとき。
設立後、最初にすることは、新会社の通帳を作ることかと思います。

資本金の保管証明が必要だったころは、会社設立後、会社の通帳に保管証明のお金を入金する必要がありましたが。今は、会社設立に保管証明を必要としないので、通帳を作成しなくても資本金を使うことができます。
でも、現金取引だけであれば、通帳を作らなくれも事業を行えますが。現実的には、いろいろな支障があるので、新会社の通帳を作ります。

最近、このような言葉を聞くことがあります。
「会社設立後に新会社の通帳を作りたいと銀行に行ったら。断られました。」

過去の経験で言えば。
「何で?」
と不思議で仕方なかったです。
金融機関に理由を聞いても、はっきりと教えてもらえなかったようです。

先日、金融機関の方と雑談をしているときに。
上記のことを思い出したので、疑問を投げかけたところ。
はっきりとした返答ではなく、ニアンス的なものだったが、反社との関連性のようです。

理由をはっきりと教えてもらえなかったが。運用として、
すでに取引のある個人事業主の法人成りや
すでに取引のある関係会社と同じ代表者である会社を除いて、
定款認証の必要がない合同会社の設立は、反社の確認ができないので、断ることが多く。
定款認証の必要がある株式会社の設立は、公証人が反社の確認をし証明するので、通帳作成ができるようです。

そう言えば。通帳が作れないと言っていた会社の多くが、合同会社だったような記憶があります。

費用が安く、手間も省ける合同会社の設立ですが。
思わぬ落とし穴がありますので、気を付けてください。