法人経営と個人事業の違い。

 始めに法人と個人の違いを簡単に説明すると。
 個人とは、自然人であり、生まれもって法律の権利義務の主体となれる者です。
 法人とは、団体(人々の集まり)をその構成している人から独立した「別の人」として取り扱い、その団体に対して法律的に人格を認め、法律の権利義務の主体となれる団体です。

 経営上の責任範囲を説明すると。
 個人事業は、自然人である個人が自ら事業を行っているので、個人事業における責任(債務など)の範囲は限定されておらず、個人事業における責任は、個人がすべて負うという無限責任となっています。
 法人は、個人とは「別の人」として、法人に法律上の権利義務が認められており、その法人の経営における責任(債務など)の範囲は限定されておらず、法人の活動における責任は、法人がすべてを負わなければならないとなっています。しかし、その法人の出資者や法人の経営者は、自分の出資分の範囲内や一定の経営責任の範囲内のみで責任を負うという有限責任となっています。