数値化の鬼を読んで。

著書 数値化の鬼
著者 安藤広大

数字を扱う仕事をしていると。「数字に強い」や「数字に弱い」という言葉をよく耳にしますが。数字が表す意味を理解するってほんとうに大切なことだと思っています。そんな中で見つけた仕事ができる人に共通する思考法の一つとして、いろいろな物事を数値化するという本を読んでみました。

本の内容として。
データの分析力や数字の理解力を高めることを追求するのではなく、仕事力を高めるために曖昧なものを数値化し、わかりやすくして仕事の成果を出しやすくする方法を解説している内容です。

例えば。
「たくさん」や「ちょっと」などの言葉は、その言葉の表すイメージには個人差があったり、同じ人でも状況によってイメージが異なったりします。これを数値化で表すと認識のズレや誤解がなくなり、正しく伝わりやすくなります。この曖昧な表現は、目標達成に向けて行動をするときに非常に厄介なものであったりするので、ほんとうに注意しなければならないことです。

また。数値化によるPDCAの進め方も。成功するためには何が必要か。どのようにすれば良いのか。具体的に簡潔に書かれており、困ったときの頭の整理に役立つ本となっています。

事業計画書は、「絵に描いた餅だ!」「机上の空論だ!」と事業計画書を作成していない会社がありますが、それは計画に何かが抜けているからです。なぜ?絵に描いた餅になるのか。机上の空論になるのか。その答えを見つけるため参考になる本だと思います。
そして、事業計画を立てて、御社の事業拡大に役立ててください。