チャンスを逃す人。

先日の話しであるが。車の試乗に行った時のことです。

販売店を訪れる少し前に車の試乗をしたい旨を電話で伝え、時間を約束し、その時間に販売店に行きました。
いらっしゃいませの言葉の後。少し待っていると。
「今、見てきたら、車が汚れているので、洗車をしたいので少しお待ち願いますか。」と。。。

「何のために前もって連絡をして来ているのか。」「電話連絡があってからの時間。何をしていたのか。」疑問に思うことを単刀直入に投げかけました。しかし、「すみません」「すみません」の言葉だけで、疑問についての回答らしきものはありませんでした。その日は汚れたままの車を試乗して帰りました。

後日、そのお店を訪れる機会があったので、どう改善をしたのか。私の向学のために聞いてみたところ。
「試乗車が多く使われる日は、土日なので。金曜日の夜に担当者全員で試乗車を洗車しチェックしていく。」との改善の方法でした。
この改善に疑問もなければ文句もないです。
毎朝、試乗車の安全チェックといっしょに汚れを取り除けばよいだけの話しであり、少し違う改善であったが、私の思っていた改善とほぼ同じでした。

この販売店は誰もが知っている自動車メーカーの販売店です。ここで私が思うことは。
この改善って、マニュアル(決め事)までいかなくても、すでにやるべき作業になっていたのではないか、ということです。
試乗車が使われる機会がたくさんあれば、車が汚れるので洗車もするだろうが。試乗車がほとんど使われなく、車庫に置いたままの状態が続けば、車もそれほど汚れないので洗車もしなくなり。そして、いつしかやるべき作業がおろそかになっていた。この負のスパイラルの呪縛に陥っているのではないかということです。

そして、試乗をしたいという連絡があっても、やるべき作業がおろそかになっているので適切な対応ができず(カッコいい綺麗な車のイメージを創れなかった)。その結果として、売れるチャンスを逃すという結果に繋がるのだと思います。

売れるためには、何をすべきか。
売れるために。やるべきことは必ずやる!
この軸が、ブレたらチャンスを逃します。
洗車ができていなかったのは、その現れかと思います。