起業1年目の教科書を読んで。
著書 起業1年目の教科書
著者 今井孝
題名を見て。
起業を始める前に準備すべきことや知識として知っておくべきことに関する本は多く出まわっていますが。起業して少し経ったころをターゲットにした本は、それほど多く出回っておらず。私は初めて見かけるように思いながら、どんなことが書いてあるのか、興味を持って読んでみました。
起業に関する本の多くは、起業準備から起業開始、そしてその後。という感じで、時系列的に書かれている本が多いですが。この本は、ひとつひとつの問題を解決するために書かれている本なのか。興味のあることや困っていることなど。どこから読んでも参考になるように書かれています。
特に困りごとの解決には、該当個所を読めば、すぐに解決方法がわかるという効率的な本になっています。
そして、この本の素晴らしいところは、困っていることの解決方法を根性論にような抽象的な言葉ではなく、具体的な言葉で一歩前に進めるように書かれているところです。
簡単に言えば。言い訳をすべて否定してくれて、前に進むことは恐くないですよ。って書かれています。
価格を設定するには。という項目では、実感することが多く書かれています。価格設定時に多くの人が抱く不安を解説し、その対処法もしっかりと書かれているので、価格設定に自信が持てるようになるかと思います。
この価格設定は事業を続けている限り永遠の課題ですから、ほんとうに参考になります。
起業前や起業時。その後で困ったとき。
どうやって解決すればいいのか、だれに相談したらよいのか。わからないから立ち止まってしまったら、わかりやすい言葉で具体的な行動や考え方が書かれているので、立ち止まるのではなく前に進めるようになる一冊だと思います。