リーダーが6か月で人財育成の達人となる101のセオリーを読んで。

著書 リーダーが6か月で人材育成の達人となる101のセオリー
著者 角田識之

本の帯に「半径5メートル以内を変えれば世界が変わる」とイメージできる文字が書かれ、また、すぐにできる事例が満載とも書かれており。明日から、私の事務所もより良い方向に代えることができると思い込んで読んでみました。

本の構成として。
6か月で人材育成の達人となれるように。1か月目、2か月目、3か月目と1か月づつ、6か月間に何をどのようにしていくのか。具体的な方法や考え方が書かれています。また。QRコードがあり、文字だけでなく実際の動画で、変化が起こった会社の様子を見て学べるようになっています。

本の最初に。「全ての因は我に在り」とすべて私に責任があると考えることが、幸せな成功者になるための絶対法則とこの本の基本的な考え方が説かれています。
卵が幼虫に。幼虫がさなぎに。さなぎが成虫になることを表した「蛻変(ぜいへん)」という言葉。文字も意味も知らなかった蛻変。この蛻変を起こすために大切なことは、続けることであり、それもかなり長い年月をかけた継続が大切で、この蛻変を起こすために必要なことが具体的にたくさん書かれています。

6か月目になると。
実際に使える具体的な方法が、大谷選手で有名になった曼荼羅シートの使い方や。普段使っている言葉をGOOD言葉への具体的な言葉での置き換えや。4つの人材育成の手法と効果的な時間配分や。自己開示シートや新入社員へのグッドグラスシートなど。明日から試すことができる方法が、いっぱい書かれています。
また。多くのリーダーが本をよく読んでおり、読書習慣の大切さも実感できます。

会社にとって、人材育成は永遠の課題であり、迷うことも多々あるかと思います。ちょっと迷ったときに参考になる本だと思います。